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お小遣い

プチ援
「お小遣い、5枚でいい?」
私の声に、彼女ははきかけていたセーラー服のスカートの手を一瞬止めて、こちらをにこっと見た。
一瞬少なかったかな、と思ったけど、それは誤解だった。
「いいの?そんなに、本番もしてないのに?」
彼女はうれしさを隠すようにしながら、すこし心配そうな声でそう言った。
自分から遠慮めいたことを言うことで、私の気が変わらないか少し気にしているのかもしれなかった。

「いいよ、君の写真をいっぱい取らせてもらったし、顔は出さないと言うことでこれを出版社にも売るわけだから、僕は元が取れている」
つとめて明るい声でそう言った僕に彼女はほっと安堵の笑顔を見せてくれた。

「そっか、ありがと、最近そんなにお小遣いくれる人少なくなったしね・・・。それにおじさんが顔出しで写真流したりしないってことは私のグループでは信用されているから私は何も心配してないよ」

彼女はそういって、スカートをはいて、ベッドの上に脱ぎ捨ててあった真っ白のブラウスに袖を通した。しゅるしゅると衣擦れの音がして、臙脂色のリボンを器用に結ぶ。ニセモノのぱちんとつけるだけのリボンが増えているけど、彼女の学校の制服のリボンは本当に結ぶタイプのものだった。

あのさ、もう1枚お小遣い上げるから、そのかわいいリボンをおじさんにくれないかな?
僕は、彼女のリボンに見とれてしまい、思わずそんなことを口走ってしまった。

え?

彼女は一瞬とまどったようだった。
でも、またすぐにあの笑顔に戻った。
「いいよ。スペアがないんだけど、だれか友達で持っている人に借りるから」

私はそのリボンを受け取ると、1万円札を渡した。
そして、そのリボンに顔をそっと当ててみた。
彼女の匂いがつまっていた・・・。
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